遠藤ボランティアグループ結成25周年記念講演会レポート
遠藤ボランティアグループの設立25周年記念講演会が、「心あたたかな医療を求めて」
をテーマに、6月10日(日)東京ウィメンズプラザホールにおいて開催されました。
当日はあいにくの雨模様で、ときおり雷も伴う激しい雨脚の中、会場前から行列の出来る
盛況で、260席の客席はほとんど埋め尽くされました。
まず遠藤周作夫人で当グループ顧問の遠藤順子さんから開会のご挨拶があり、
25年前遠藤先生が読売新聞に「心あたたかな医療を」と呼びかけられたいきさつや、
ご臨終の様子にも触れ、先生のご遺志が継承されるよう訴えられました。
続いてメインゲスト、在宅ホスピス医の内藤いづみ先生の講演は、大変力強い、
心のこもった素晴らしいものでした。
遠藤先生との出会いが内藤先生の生き方を決めることになり、その後イギリスで
ホスピスのあり方を学ばれたこと、帰国後クリニックを開院、在宅ホスピス医として
活動される日々などをプロジェクターで紹介しながら熱っぽく語られ、
喜びも苦しみも患者さんと共に、と結ばれました。
内藤いずみ先生のサイトはこちら
http://www.naito-izumi.net/
遠藤先生のまかれた種が、内藤先生の中に大きく結実していることに感動すると共に、
私たちの活動も、ささやかでもしっかり続けていかなければならないと、
第2部の「パネルディスカッション」を通して、一同改めて心に誓いました。
(HP編集部 記)