『仲間と一緒にちいさなお手伝い』・虎の門病院本院・外来

「おはようございます」
病院のエプロンをかけるのもそこそこに、再来機に向かった私を仲間のメンバーが笑顔で迎えてくださいます。午前中の外来フロアは患者さんでいっぱい。手続きをする人、診察室へ急ぐ人、会計を待つ人、せわしなげな光景が繰り広げられるのはどこの病院も同じでしょうか。
月の始めには保険証の確認をしようと長い列ができることも。そんな時には通行の邪魔にならないよう最後尾のほうにそっと声をかけさせていただくこともあります。
再来機の操作や、指示された場所への行き方がよく分からず、とまどう患者さんもよくいらっしゃいます。そんな不安気な患者さんが、ボランティアのささやかなお手伝いで安堵の表情に変わる時、私達もほっとして思わず笑顔がこぼれてしまいます。
話は変わりますが、グループのメンバーの中には十年以上活動を続けている方が多く参加して4,5年の私は学ぶことが山ほどです。
たとえば大きな荷物を持った方には、「お持ちしましょうか」と一緒に荷物を運んでさしあげることも稀ではありません。またエレベーターの前でじっと待っている高齢の患者さんに気付くと、すぐに行き先階のボタンを押してさしあげます。言葉ではなく、「後姿で患者さんの心に寄り添う」ことを教えてくださっているのです。ありがたいですね。
でも助けてくださるのは仲間のメンバーだけではありません。分からないことがあれば病院のスタッフの方がいつも適切な指示をしてくださり、笑顔で労いの言葉をかけてくださいます。
活動に行く日は楽しくて「さぁ、今日も頑張ろう」と張り切る私ですが、現在は体調不良で少しお休みをしております。休んでいても、仲間のみなさんがいつも励まし支えてくださるので、落ち込む暇はありません。本当に感謝です!
いまはこの素晴らしい仲間と、また再来機の前に立てるよう復帰の日を目指して毎日を過ごしております。
次回は「虎の門病院本院・小児科」の活動をご紹介する予定です。
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