活動レポート

 

豆 『虎の門文庫とともに』・虎の門病院分院ドクターエイド・根岸知恵様

  

 虎の門病院分院の図書コーナー、「虎の門文庫」が発足されてから、かれこれ20数年の月日が経ちました。そして、初めてここに遠藤ボランティアの方達が、いらっしゃったのが、平成4年の秋でした。
 最初の活動は、「虎の門文庫」の創設期で本を集めて登録や分類をしたり整理に関わるお手伝いをお願いいたしました。患者図書室の形ができ運用が軌道に乗ると、本を持って病棟への巡回が始まりました。それが現在まで続いております。
 そこでは単に本の貸し出しだけでなく、おしゃべりも重要な役割を果たしています。ご入院中の方にとって、医療従事者以外の人とふれあう時間は、とても新鮮で貴重なひとときであると思われます。きっと私たちが聞く事ができない、患者さんの不安や本音や希望など、多くの声なき声に耳を傾け、そして優しく寄り添って下さっているのでしょう。

    「こんにちは、虎の門文庫です。」

 どうぞこれからも末長く、この明るく元気な声を患者さんに聞かせて下さい。